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ゆるり鑑賞 Yururi kansho
観た映画やドラマ、読んだ本なんかの感想をぼちぼちっと記していきます。
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
監督 アルフォンソ・キュアロン

(2004年/アメリカ)


ごめんなさい。「ハリー・ポッター」のシリーズって、ちゃんと観た事ないんです。
今日もテレビ(しかも民放で吹き替えでCM中段有りの状況で)で観ただけなんですけど。

過去に「ハリー・ポッターと賢者の石」が出版された時、
知り合いの人にさっそく借りて読んだのですが、
ほんまの事言って、あんまりピンとこなかったんですよ。
元々、ファンタジー系の小説は苦手なせいもありまして。
それから後、ご縁がなかったんですね。

でもこの作品(しか観てないので)に限って言うと、
映像になると楽しいですね!
(結局、映像にならないと判らない、私の想像力不足という事ですが)
本を読んでいる時には感じなかったワクワク感があります。

大人が観た場合、やや娯楽性に欠けるかなぁという感もありますが、
ゲイリー・オールドマンやマギー・スミスなど、
大好きなイギリス系俳優陣がずらずらーっと出演していて、
そーゆうのが大好きな人には楽しめると思います。
 
善き人のためのソナタ ★
善き人のためのソナタ スタンダード・エディション
監督 フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
(2006年/ドイツ)



【物語のはじまり】
東西冷戦下の東ベルリン。国家保安省局員のヴィースラーは、
劇作家のドライマンとが反体制的であるという証拠をつかむよう命じられる。
だが、彼と彼の恋人で舞台女優のクリスタらの生活を盗聴するうちに、
今まで知ることのなかった新しい世界・価値観を知る事になり。。。

シネ・リーブル梅田にて観る。

秀作です。

共産主義体制での東ドイツの話なので、重い物を覚悟して観にいきましたが、
観た後に救われた気持ちになり(ラストシーンでこみあげてきました!)、
その時代の政治体制をテーマにした映画を観に行った時にありがちな、
暗い気持ちのまま帰るという状態にはなりませんでした。

これは「政治」というより、人の「心」の映画なんですね。
善良な「心」、人として正しい「心」を持つことで救われる
(ある意味楽天的かもしれませんが)映画です。

去年観た「麦の穂を揺らす風」(2006年・イギリス/アイルランド他)なんかは
作品自体は良くても、正直しんどかったのでもう一度観たいとは思わないんですが、
これはいい!

主人公のそれまでの人生や性格などを、
プライベートな部分などを少しだけ描写する事で見る側に悟らせたり、
大げさでない描き方にも好感が持てました。
 

プライドと偏見
プライドと偏見
監督 ジョー・ライト
(2005年/イギリス)



【物語のはじまり】
18世紀末のイギリス。田舎町の豪邸に大富豪の独身男性ビングリーが越してきた。
ベネット家の長女ジェーンとヒングリーが互いに惹かれ合う一方で、
次女エリザベスは、ビングリーの親友ダーシーの気位の高さに強い反発を抱いていたが、
なぜか彼の存在が気になって仕方がない。

去年劇場で見逃したこの作品、DVDでやっと観ました。
原作は読んでないですし、BBCのTVドラマも観ていません。

18世紀のイギリスが舞台のイギリス映画。しかもキーラ・ナイトレイが主役。
彼女、段々好きになる女優なんです。別に好きなタイプの顔ではないんですが
この映画でもイキイキしていて、キラッキラッでした。
主人公エリザベスの少し勝ち気でハツラツとしたキャラクターを演じるには
キーラ以外には考えられない位。良かった〜。続けて2回観ました。

イギリスの田舎町の美しい風景(特にベネット家の愛らしい事!)など、
目にも楽しい作品。

大金持ちの貴公子ビングリーの妹役を「ヘンダーソン夫人の贈り物」で
花形スターのモーリーン役だったケリー・ライリーが演じていて
やけに印象的でした。存在感あるね。

このての映画にはお約束のジュディ・デンチも出演していて、いい味だしてます。
 
安楽椅子探偵と笛吹家の一族
綾辻行人・有栖川有栖からの挑戦状(5) 安楽椅子探偵と笛吹家の一族


「ナイトミュージアム」をバイト帰りに観に行く予定でしたが、
春休みなんですね〜 めちゃ混み! チケットが取れず仕方なく帰りました。
安楽椅子探偵」シリーズ第5弾「安楽椅子探偵と笛吹家の一族」の
「解決編」をミステリチャンネルにて観る。

【概要】
笛吹興産社長の笛吹音右衛門が海難事故で死亡。
その後、会社の資産を巡って彼の一族や関係者の間で相続争いが始まり、
一同が召集された笛吹家の別荘にて奇怪な事件が次々と起こる。
真犯人は?そのトリックは?

このドラマ、「問題編」で事件の起こるドラマを放送して
「解決編」で謎解きをするというもの。
当然ながら「問題編」も観ましたが、女子大生役の人の演技が。。。
ちょっと観づらいものがありました。

「解決編」は「問題編」とは一転して、ナンセンスなドタバタが、
バカバカしくておもしろかったです。
実はこのシリーズ初めて観るのですが、毎回こんな感じなのか興味を持ちました。

あくまでも謎解きと笑いを期待して、ドラマ性を求めるものではないと思います。
「問題編」は「解決編」を楽しむためにちょっと我慢して観るという感じで。。。

家政婦役の弘中麻紀さんがいいです! 劇団ラッパ屋所属という事です。
 
セレブリティ
セレブリティ
監督 ウディ・アレン
(1998年/アメリカ)


DVDで観る。

セレブリティになりたいと奮闘する主人公がセレブリティに振り回され、
それを望んでいなかった彼の元妻が。。。という
セレブリティとその周りの人達の世界を皮肉をこめて描いた作品です。

ウディ自身がいつも演じるこっけいな主人公の役を、
この映画ではケネス・ブラナー(エマ・トンプソンの前夫)が演じています。
やっぱりうまいんですけど、ちょっと鼻につくんですね。この人。
でもリアリティありました。

同じ滑稽な主人公でも、昨日観た「クレールの膝」の主人公なんかは
自分が滑稽である事を想像さえした事がないと思わせる所に嫌悪感を感じるんですが、
ウディ・アレン作品の主人公は可愛げがあるんですね。
それで、観ていてイヤな気持ちにはならない。

メラニー・グリフィス、シャーリーズ・セロン、レオナルド・ディカプリオなどの
出演者以外にも実在のセレブリティ(不動産王のドナルド・トランプなど)も
出ていて(その辺、私は興味ないのですが)かなり豪華なキャスティングらしいです。

また、主人公の前妻ロビンが登場するシーンは、
娼婦にセックスの手ほどきをしてもらったり、
占い師に人生相談をするなど、けっこう笑えるシーンが多くて
それなりに楽しい作品でした。
 
クレールの膝
エリック・ロメール・コレクション クレールの膝
監督 エリック・ロメール
(1970年/フランス)



【物語のはじまり】
外交官ジェロームは別荘を処分しに訪れた避暑地で、
旧友の女流作家オーロラと偶然再開する。
オーロラが逗留している家には、自分に気があるそぶりの
ローラという若い娘がいる。
結婚を目前に控えたジェロームは、オーロラにそそのかされ
ローラを誘惑してみるが、何の欲望も感じない。
だが彼は、その後現れたローラの異母兄弟、
クレールの膝に魅せられてしまう。

滑稽な主人公の姿をおもしろがって描いていて、
ニンマリ笑ってしまいました。
でも、今の私には少々めんどうな話。

小生意気な娘(そうじゃない女の子なんてほぼ存在しないんですが)
ローラと主人公の意味のない会話・会話・会話
(ほとんどの会話はそうなんですけど)、ちょっとうざいです。
そのローラを演じているのが、同監督作品「恋の秋」で主人公だった
ベアトリス・ロマン。その時は年を重ねた主人公を演じていたので、
かなりギャップがありました〜。年月ってそういうもんなんですね。

久しぶりにエリック・ロメール監督の作品を観たんですが、
「恋愛」に附随する事にそんなに情熱をかたむけなくともいいやん、
(この映画では「恋愛」というよりは「欲望」ですね)とか
思ってしまいました。
それにしても、クレールを演じたローランス・ドゥ・モナガンは
眩しかった!
 
メリンダとメリンダ
メリンダとメリンダ
監督 ウディ・アレン
(2004年/アメリカ)



「モーツァルトとクジラ」のラダ・ミッチェルがキュートだったので、
メリンダとメリンダ」をDVD鑑賞しました。

同じような設定で始まる話を、悲劇・喜劇それぞれに
ストーリ進行させるという設定です。

喜劇の方はウディ・アレンらしく心地よく楽しく観れました。
特にホビー役のウィル・フェレルがよかったよぉ。
この人「ズーランダー」にも出ていたんですね(もう一回見直してみます)。
ウディ・アレンじゃなくて彼がこの役を演じた事で、
この物語のカップルの可愛さや親近感が出たと思います。
ラダも可愛いかったし(ウィル・フェレルの存在感の方が確実にありましたが)。

※ここからちょいネタバレなのでご注意下さい

「スコルピオンの恋まじない」なんかでは、
ヘレン・ハントがウディ・アレンなんかにメロメロになるわけがない!
(そういう設定でないと始まらない話にもかかわらず)と、
今ひとつ映画のおもしろさに集中できませんでしたが、
今回は心おきなく楽しめました。

※ここまで。

ところで、悲劇の方はどうってことないお話なんですが、
あの「キンキーブーツ」で見事にドラッグクィーンを演じた
キウェテル・イジョフォー(名前が覚えられへん。。。)が出てました。

この人、「ラブ・アクチュアリー」の時もそうでしたが、
いわゆる普通のモテ男を演じると印象薄いですね。。。
キンキーブーツ」の時はサイコーに輝いてたのに。
同じ俳優とは思えない謎めいた人です。

わたくし、今日はちょっとお疲れ気味だったのですが、
この映画はボーッと楽に観れてあっー、楽しかったです。
 
今宵、フィッツジェラルド劇場で
今宵、フィッツジェラルド劇場で
監督 ロバート・アルトマン
(2006年/アメリカ)



昨日の続きですが、2本目はこの作品を観賞。

【物語のはじまり】
ミネソタ州セントポールのフィッツジェラルド劇場では、
長年公開中継されてきたラジオ番組「プレイリー・ホーム・コンパニオン」が
まさに最終回の放送をむかえようとしていた。
楽屋で待機する出演者や私立探偵気取りの保安係ガイ・ノワール。
やがてショウが始まり、白いトレンチコート姿の謎の美女が現れる。
そんな中、出演者の一人の死が楽屋で発見されて。。。

正直、1回観ただけではいつも消化しきれないんです、アルトマンの映画って。
特に「ショート・カッツ」みたいな、いろんなストーリーが平行して進行
していくタイプのものは。
(このタイプで非常にわかりやすいものでは、リチャード・カーティス監督の
「ラブ・アクチュアリー」なんかがありますが。)

しかし、この作品に関して言えば、それはあてはまりません。
物語は淡々と、一筋の川の様に(枝葉はあっても)流れていきます。

この映画を観て良かったのは、プロダクション・ノートに記載の
「素朴だが洗練され、粋だがオシャレではない」(ぴったりの表現です)
公開ラジオ番組「プレイリー・ホーム・コンパニオン(映画原題)」と
同司会者ギャリソン・キーラーを知った事です。
ギャリソン・キーラーのそれは、まさに名人芸です。アメリカならではの
ザ・エンタイテイメントですね。

私が創造しうる範囲でのアメリカ中西部的世界を、まさに中西部出身の
アルトマンが、楽しんで造ったという感じがしました。
「ゴスフォードパーク」なんかでは、1930年代のイギリス貴族社会という
なじみのない世界をがんばって撮ってみました感が出てたと思うのですが、
この映画に関しては全く力入ってないのぉ的なリラックスした感じがありました。

アメリカのルーツ・ミュージックの世界や文化に興味をお持ちの方は
ぜひ観に行って下さい。
しかし、物語の起承転結や盛り上がりを期待される方にはお勧めできません。
 
モーツァルトとクジラ
モーツァルトとクジラ
監督 ペッター・ネス
(2004年/アメリカ)


今日は水曜日で、バイトもお休み〜。
遅ればせながらこの作品を観に行きましたが、
祝日で女性半額の日ってこんなに混んでるんですかぁと実感。
ちょっと甘くみてたので、整理券ギリギリ取れた感じです。
ロフト前で偶然会った知り合いが「今からだと立ち見って言われたから、
別の映画にするわ〜」と立ち去って行きました。。。

【物語のはじまり】
アスペルガー症候群という個性を持ったドナルド。同じような環境の
仲間達を集めて、少しでも周りに適応する力を持つための集会を開いている。
その会にドナルドと同じアスペルガー症候群のイサベラ(イジー)が参加。
自由奔放に振るまいながらも自分と同じような悩みをかかえるイジーに
恋するドナルド。

それにしても、ジョシュ・ハートネットには情けない表情が似合う。
(「ラッキーナンバー7」の時の情けない顔炸裂!には及ばないと思いますが)
この人元々泣き顔系ですよね。ガンバレ!と心の中で思いながら観ていました。

それはさておき、登場人物各々がイキイキとしていて、
個々のキャラクターに自然に愛着を持つ映画でした。
特に、イザベル(イジー)役のラダ・ミッチェルにはまりましたね〜。
なんかキラッキラッした感じで引き込まれました。
ファッションもちょっとエキセントリックな感じがなんともかわいい。
実は彼女の事はよく知らないんですけど(「ネバーランド」に出演してるん
ですね。覚えてない。。。)、ウディ・アレンの「メリンダとメリンダ」にも
出ているらしいので、DVDで観てみたいと思います。

ところでこの映画、いろんな意味でかわいくって、よかったんですが、
音楽が私好みでなかったのが残念です。
ぐぅーっと気持ちが盛り上がってきた時にジャジャーン!っていう感じで
BGM入って、ちょっと醒める。。。私には少しうるさく感じました。
映画「マリーアントワネット」なんかでは反対に、映画の内容と関係ないような音楽が、
ゴキゲンな感じですんなり入ってきてよかったんですよぉ。
この映画の場合、曲が好みじゃないせいもあると思いますが、
曲の詞と映画の内容をからめようとしずぎた感じがしました。

それにしても、一人で映画を(しかも、今日は2本)見られるしあわせ。
ありがたいですなぁ〜。配偶者や周りのみなさんに感謝。
 
カーズ ★
カーズ
監督 ジョン・ラセター
(2006年/アメリカ)


昨年、梅田のブルク7で観た「カーズ」。そんなに期待せずに行ったのですが、
笑って泣いて(とは言っても私はすぐ泣くのであまり基準にならないかもしれませんが)、
大満足でした。

吹替版でフェラーリに憧れるイタリア車(フィアット)役の
ジローラモさんがよかった! 笑えました〜。
ヒロインのサリー役は戸田恵子さんで、安心して聞いてられるというか、
ちょっと戸田さんの顔が浮かんでしまいますが。

びっくりしたのが、主人公の友達メーターを山口智充(ぐっさん)が
演じていた事。観ていた時は気が付きませんでした。やっぱ器用ですよね。
なりきってたなぁ。

車なんかほとんど興味のない私でも、すごく面白くて楽しめる作品です。
今迄観たピクサー作品では、一番よかった。
シェリル・クロウやチャックベリー等、アメリカンな音楽もゴキゲンです!

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華麗なる恋の舞台で
華麗なる恋の舞台で デラックス版
監督 イシュトヴァン・サボー
(2004年/アメリカ)


梅田のOS名画座で鑑賞。(原題:Being Julia)

【物語のはじまり】
1938年ロンドン、人気舞台女優のジュリアは、
変化のない暮らしに何か物足りなさを感じていた。
そんな時に現れた、息子ほど年の離れたトムのアプローチ。
若いトムとの恋に再び輝きを取り戻すジュリアだったが、
トムは若い女優エイヴィスに心変わりしてしまう。
失意の中、エイヴィスに自分の夫までたぶらかされたジュリアは。。。

この後のジュリアの行動がよかったですね。面白かった。
そこまでのストーリーはどうって事ないんですけど。

先々月に見た「ヘンダーソン夫人の贈り物」がすごくよかったし、
1930年代のイギリスという設定だけで、すごく楽しみにしていました。
楽しい映画です。ロンドンを舞台におしゃれで笑える大人の映画を
軽いタッチでつくるとこんなんかしらん、という感じ。

この映画ではアネット・ベニングが好演してるんですが、
イギリス人には見えなかったですね。
さらっとしていて嫌みがなかったからかもしれません。
チャーミングでパキッと明るいんです。
少し、余韻が感じられなかったのが物足りない気もします。

米国人青年トム役の人に今ひとつ魅力を感じられないのも残念でした。
あのトムにジュリアが恋した、という所に説得力がなかった。

ジェレミー・アイアンズやマイケル・ガンボンが出演しててよかったよ〜。
そこんところは雰囲気があってね。

全体的には音楽、衣装、美術なども楽しめ、爽快感もあり、
映画っていいなぁと感じる作品でした。