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| プロフィール |
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Author:Yururi
せっかちな関西人。 TBだけでも大歓迎です!
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| 世界最速のインディアン |
 | 監督・脚本 ロジャー・ドナルドソン (2005年 ニュージーランド/アメリカ)
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【物語のはじまり】 ニュージーランド南部の小さな町。一人暮しの老人、 バート(アンソニー・ホプキンス)の夢は、自ら改良したマシン “インディアン”に乗り、アメリカのボンヌヴィル塩平原で 世界記録に挑戦することだった。 実在の年老いたライダー、バート・マンローをモデルに作られています。
今年の2月にテアトル梅田で鑑賞したこの作品、 7月29にDVD発売されましたよ(早いねー)。 本来ならDVDで再鑑賞してから感想を書くべきかとも思いますが、 ご容赦下さいませ。
この映画、冒頭から軽〜いタッチで コミカルに描かれているのが、まずはお気に入り。 主人公はあくまでもマイペースでわがままなんですが、 なぜか許せてしまう魅力あるキャラクターになっているのは、 A.ホプキンスの力量によるところもあるかな。 実在のバート・マンローはどんな人やったんかなぁと、 想像したくなります。
そして、この爺さま、なかなか女性にモテる。 地元のガールフレンドや旅先でのアバンチュール等、 さらっと大人のいい関係で(女性陣もクールでいい感じ) なかなか好ましく描かれています。 他にも、いろいろな人とのかかわり合いが面白い。 人とのコミュニケーションって、やっぱり一番、興味を感じるところ。
主人公が熱意と自らのパーソナリティの魅力で、 周りの人に助けられながら夢を実現していくこの作品、 なかなかステキです(加えて、実話というのがグッときますしね)。
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| 奇人たちの晩餐会 |


監督・脚本: フランシス・ヴェベール (1998年/フランス)
【物語のはじまり】 出版社の社長ブロシャン(ティエリー・レルミット)には、 “奇人たちを集めた晩餐会”という楽しみがあった。 それぞれが見つけてきたバカを晩餐会に招待し、 どのバカが一番かを競い合うという悪趣味な集まりだ。 今週彼が招待客として目を付けたのは、 税務署に勤めるピニョン(ジャック・ヴィルレ)という男だったが。。。。
昨日に引き続き、ヴェベール作品の紹介。 残念ながら2005年に亡くなった(合掌)ジャック・ヴィルレの フォトコラージュのこのパッケージを見ただけで にんまりしてしまいますぅ。
鼻につくタイプのプチブルジョア、ブロシャン(T.ルミットに ピッタリ)が、バカにして笑ってやろうとしていたピニョンに 翻弄される様が可笑しい。 しかも、当のピニョンは大真面目なので、たちが悪い。
目を離せないくらい、次から次へと笑えるピニョンの行動。 特に面白かったのは、電話で映画権を獲得するあたり。 もーこんな展開、想像できませんよー。 J.ヴィルレの自慢げな表情も笑える〜。
ピニョン以外にも様々な人物の登場で、事態は複雑になっていくのですが、 ブロシャンの愛人(カトリーヌ・フロ!)や、妻の元恋人、 ピニョンの同僚の査察官等、個性的でおかしな人達が 話にふくらみをもたせている。 唯一、妻の元恋人はさわやかな印象で一服の清涼剤的役割な感じ。 ドタバタ喜劇風ですが、くどさはありません。
最後はちょっとほろりとさせるステキなシーンもありますが。。。。 ふふっ、ネタバレになるのでこのあたりでやめておきますか。
J.ヴィルレが主人公というのが、いかにも!という感じのコメディで、 個人的には存在感の薄い平凡な“ピニョン氏”が主人公の 「メルシィ!人生」の方が好みなんですけどね。
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| メルシィ!人生 ★ |
 | 監督・脚本: フランシス・ヴェベール (2000年/フランス)
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【物語のはじまり】 さえない経理マン、ピニョン氏(ダニエル・オートゥイユ)は ある日、自分が会社からリストラされる事を知ってしまう。 絶望した彼の前に、隣の部屋に越してきた老人(ミシェル・オーモン)が 現れ、リストラされずにすむ方法があると言うが。。。。
7月28日(土)に「京都みなみ会館」で行われる 「コメディの天才 ヴェベール生誕70年祭」のチラシを観て 行きたい! と思いました。が、4本立オールナイト企画なんですよぉ。 夜にはめっきり弱い(京都という事もあるし)ので、あきらめました。 昼間やったらねぇ。。。という訳で、家でDVD観ようっ!
真面目で、誠実、思いやりのある主人公、 ダニエル・オートゥイユのおちょぼ口がそう思わせるのか、 なんか、さえない感がすごく出てますねぇ。上手いよ。 ジェラール・ドパルデューがマッチョの代表みたいな上司役で 出ていますが、この二人のシーンの間がいい。 レストランでのシーン等、ソワソワした感じが面白い。
ジェラール・ドパルデューという人に関しては、正直、昔は なんでフランスで人気があるのか全然わからなかったんですが、 年を重ねる毎に段々良さがわかってきた様なきがして、 今は好きな俳優の一人でもあるんです。
他にも「奇人たちの晩餐会」のティエリー・レルミット (「ル・ディヴォース/パリに恋して」にも出てました)や、 「ぼくのバラ色の人生」のミシェル・ラロック、 「パリのレストラン」のミシェル・オーモン、 「髪結いの亭主」のジャン・ロシュフォール等の 俳優陣が、押し付けがましくない存在感で この映画を味わい深いものにしてくれています。
その他の傍役もなかなかいい。マッチョなラグビー部員 二人組の会話等、可笑しくって。他にも計算しつくされた 笑いが随所にちりばめられていて、楽しい〜。
なぁーんかね、この主人公好きなんですよ。 いつもなんだか、いごこち悪そうな雰囲気もいい。 観終わった後も爽やかな気分で、すごく好きな作品。
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| それでも生きる子供たちへ |
梅田ガーデンシネマにて鑑賞。 (2005年 イタリア/フランス)
【物語】 厳しい現実の中で生きる子どもたちの姿を、7か国それぞれの国を 代表する監督たちが描いたオムニバス映画。
予備知識をなるべく入れないで観に行きました。これって ドキュメンタリーじゃなかったんやぁと初めて劇場で知りましたが、 それが良かったかもしれません。子供達に関するドキュメンタリーを テレビ放映してるとよく観る方ではありますが、 映画にはやはりそれらとは違うものを求める気持ちがあります。
『タンザ』 TANZA 監督/脚本:メディ・カレフ ゲリラ部隊として戦闘にかり出されるルワンダの少年の物語。
比べられるものではないけれど、武器を持ち毎日戦いつづけなければ いけない子供のいるこの世界を、一番理不尽に感じました。 また、一番最後の少年の表情がとても印象に残り、余韻だらけの作品。
『ブルー・ジプシー』 BLUE GYPSY 監督:エミール・クストリッツァ 脚本:ストリボール・クストリッツァ 窃盗の罪で投獄され、出所後も親から盗みを強要される サラエボの少年の物語。
過酷な扱いを受ける少年の姿を、ユーモアをもって明るく描いています。
『アメリカのイエスの子ら』 JESUS CHILDREN OF AMERICA 監督:スパイク・リー 脚本:サンキ・リー/ジョーイ・リー HIV感染者を両親に持ち、HIVに感染させられ、差別と偏見にさらされる アメリカの少女の物語。
HIV感染への理解の無さと無知については、日本にもあてはまる事なので、 比較的リアリティのある話。
『ビルーとジョアン』 BILU E JOAO 監督/脚本:カティア・ルンド 貧民街に住み、廃品回収をして日銭を稼ぐブラジルの兄妹の物語。
貧困の中で元気で前向きに生きている子供達の姿を、イキイキと描いている ほほえましい作品。
『ジョナサン』 JONATHAN 監督:ジョーダン・スコット/リドリー・スコット 脚本:ジョーダン・スコット 戦場でのショックで幻覚にうなされる、元少年のフォトジャーナリストが 体験する不思議な物語。
幻想的な映像が美しい。好き嫌いが別れそうな作品。私は結構好きでした。
『チロ』 CIRO 監督:ステファノ・ヴィネルッソ 脚本:ディエゴ・デ・シルヴァ / ステファノ・ヴィネルッソ 大窃盗団の最下層で、金持ちから高級品を盗んで生活している イタリヤの少年の物語。
主人公の表情がなんか哀愁を帯びててね。。。子供やのに 色気があるというか、恐るべし!ラテン男 でも、すごく残酷な話です。
『桑桑(ソンソン)と小猫(シャオマオ)』 Song Song & Little Cat 監督:ジョン・ウー 脚本:リー・チアン 裕福だが愛のない家庭に暮らす少女と、貧しい老人が一緒に暮らす 孤児の少女。中国の二人の少女とフランス人形の物語。
演出がちょっとクサイかなぁ。小猫が可愛いのは確かですが、ベタでした。
それにしても、最後まで見終わって、なんと見ごたえのある事か。 一瞬一瞬を精一杯頑張って生きている子供達に胸が熱くなります。 映画を観る事自体がチャリティにつながるなんて、それだけで素晴らしいかも。
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| 街のあかり |
監督 アキ・カウリスマキ (2006年 フィンランド/ドイツ/フランス) 梅田ガーデンシネマにて鑑賞。
【物語のはじまり】 警備会社で働くコイスティネン(ヤンネ・フーティアイネン)は、 友人や恋人もいない孤独な生活を送っていた。そんな彼の前に ミルヤ(マリア・ヤンヴェンヘルミ)という女性が現れるが。。。。
『浮き雲』『過去のない男』に続く、アキ・カウリスマキ監督の 「敗者三部作・最終章」という事ですが、個人的には楽しくありませんでした。 前2作品はすごく好きなのに。。。。
まず、主人公が好きになれない。いや、「白い花びら」のマルヤ位、 嫌いかもしれない。 「純粋でいい人」というのと「ものを考えない」というのは違うし、 「夢を持つ」と「現実逃避」もあきらかに違う。 かといって、徹底して仕事に真面目でもないし、平和主義でもない (と私は思います)。 ま、その辺の徹底してない所が人間くさいですけど、あまり共感できない主人公でした。
『浮き雲』『過去のない男』の主人公達は知恵を働かせ、努力し、 能動的に人間関係を作ろうとしていた。 そんなひたむきさが共感できたし、観終わった後に幸せな気持ちになれたので、 この作品に関しては不満を感じました。 でも、なんか最後迄気になってしまうのも正直なところ。
ところで、ミルヤ役のマリア・ヤンヴェンヘルミは、面積の広い頬に つりあがった目等、カティ・オウティネンと(外見)似てますね。 アキ・カウリスマキの好みなのかな?
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| ボルベール〈帰郷〉★ |
↑文庫本
監督:ペドロ・アルモドバル (2006年/スペイン)
【物語のはじまり】 過去に火事で両親を失ったライムンダ(ペネロペ・クルス)と 姉のソーレ(ローラ・ドゥエニャス)は、故郷ラ・マンチャで一人暮らしをする 伯母の世話を隣人のアグステイナ(ブランカ・ポルティーヨ)に頼むのだが。。。
劇場でアルモドバル作品を観るのは「トーク・トゥ・ハー」以来。 すごく久しぶりなので、ドキドキ&期待に胸膨らませて観ましたが、 相変わらず、引き込まれましたよぉー。そして、そのテンションが 120分間ずっと続き、堪能させてもらいました!
それから、この映画ではペネロペにすっかり魅了されました! 今までは、特にファンでもなかったんですが、 スペイン女性を、逞しく、美しく、そして魅力的に演じていて、 彼女が大好きになりました。すごくイキイキしてた。
タンゴの名曲「VOLVER(帰郷)」を歌う場面も、ゾクゾクして。 後で調べたら吹き替えでしたが、それでも迫力ありましたねー。
悲惨で深刻な問題を抱えながら、ユーモラスで笑える部分も結構あります。 出てくる女性達のバイタリティに唖然としながらもどこか清清しさを感じる。
正直言って、「神経衰弱ぎりぎりの女たち」 (1988)や「アタメ」(1990)等は、 面白いけど小作品だなとという印象でした(小作品も好きですが)が、 ここ何年かに見られる様なスケールの大きさも感じさせる作品に 仕上がっていると思います。 アルモドバル作品のファンでなくても、普通に楽しめる映画ではないでしょうか。
それにしても、挨拶の「チュッ!」の音がやけに耳に残ったなぁ。
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| ローカル・ヒーロー/夢に生きた男 |
 | 監督 ビル・フォーサイス (1983年/イギリス)
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【物語のはじまり】 アメリカの巨大な石油会社のエリート社員マッキンタイヤ(ピーター・リガート)は、 コンビナート建設用地買収交渉の為、スコットランドの漁村に派遣されるが。。。。
バート・ランカスターも出てるこの映画。地味ですね〜。 個人的には、結構好きなタイプの映画です。
この映画には、邪悪な人はでてきません。 星に夢中の石油会社会長、あまりつかえない現地社員オルセン、 足に水かきのある研究員、魅惑的な宿の女将等、どこかユニークで 個性的な人達ばかり。 スコットランドのさびれた漁村の人達もなんだか和む雰囲気。 (皆、お金には興味津々ですが。) 謎(?)のロシア人や、出生不明の赤ちゃん等、 よく判らないディテールもどこかユーモラス。 音楽もいい感じです。
地元のパンクの少女が、何故オルセンを気に入ったのかも謎。。。
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| プルートで朝食を |
 | 監督 ニール・ジョーダン (2005年 アイルランド/イギリス)
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【物語のはじまり】 アイルランドの田舎町。生後まもなく教会の前に捨てられた パトリック(キリアン・マーフィー)は、 リーアム神父(リーアム・ニーソン)の手で養子に出される。 やがて成長したパトリックは自らを「キトゥン」と名乗り、 生みの母(エヴァ・バーシッスル)を探す旅に出るが。。。
全く予備知識無しで、キラッキラのパッケージに惹かれて DVD借りちゃいましたが、 どっひゃぁー、この写真のおかまちゃんは、『麦の穂をゆらす風』の キリアン・マーフィだったんですねぇ。 いや、『麦の。。。』の時もほっそりした首からしてあまり男っぽいとは 言い難かったんですが、めっちゃシリアスな役だった彼が、 キトゥンになったら「シリアスなんてまっぴら!」(みたいなニュアンス)等の セリフをIRA関係者に言ってのけるんですから、すごいギャップです。 (↑違う映画やから当たり前なんですけど)。
DVDのパッケージと同じく、作品もキャンディボックスみたいに綺麗で可愛い 色彩のつまったもの。ファンタジックで夢の世界の様なシーンもあって、 不思議な魅力がある。音楽も甘くて懐かいポップス。 いわゆる性同一性障害の主人公を、こんなに明るいタッチで描いたものは 初めて観る様な気がします。
キトゥンのファッションがすごくキュート! 特にスクールファッションには 目を見張るものがありました。そこからサイケなファッションに変化し、 やがてエレガントなファッションへと変貌をとげるのですが、 どんどんキリアン・マーフィが綺麗になっていきます (ブルーの透きとおった瞳も美しい)。
盲目的に生き抜くバイタリティの様なものがキトゥンから感じられるので、 性同一性障害以外にも様々な問題を含みながら、決して重くなる事はなく 最後までさわやかに見られる作品です。
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| ベッカムに恋して |
 | 監督 グリンダ・チャーダ (2002年 イギリス/アメリカ/ドイツ)
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【物語のはじまり】 ジェス(パーミンダ・ナーグラ)は、サッカーとベッカムが大好きな インド系イギリス人の少女。地元の女子サッカーチームのエースストライカー、 ジュールズ(キーラ・ナイトレイ)はそんな彼女に目をつけ、チームに誘うのだが。。。
パーミンダ・ナーグラがキュート。私にとっては「ERのニーラ」でお馴染みの彼女は、 この映画でも、生真面目でありながら大胆な所を持つ役を演じています。
そして、なんといってもキーラがフレッシュ!(今でも十分ピッチピチやけど) スリムなスタイルとショートヘヤで、どこか少年っぽい中世的な魅力を ふりまいてます。可愛い。。。 女の子の名前が「ジェス」と「ジュールズ」でちょっとややこしかったけど。 (カタカナに弱くて、区別つきにくいよん。)
二人が所属するサッカーチームのコーチ役は、「マッチポイント」で 野心ギラギラの青年役だったジョナサン・リス=マイヤーズ。 コーチはいいヤツですが、やっぱりちょっと影のある役。 なかなかカッコいい、と再認識しました。 けど一度、マイヤーズの演じる超オバカな笑える役とかを観てみたい。 (ありえないか。。。)
ストーリーは青春&家族もので、特筆すべき事はありませんが、 フレッシュな俳優達の魅力で結構魅せてくれる作品です。 ユーモラスで笑えるシーンも所々あったし。 あっ、でもベッカムをむりやりからめようとするシーンは、 必要なかったんでは?
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| ル・ディヴォース/パリに恋して |
 | 監督 ジェームズ・アイヴォリー (2003年 アメリカ/フランス)
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【物語のはじまり】 イザベル(ケイト・ハドソン)は、詩人の姉ロクサーヌ(ナオミ・ワッツ)に会いに パリを訪れるが、まさに家を出て行こうとする姉の夫(メルヴィル・プポー)と 鉢合わせする。
ジェームズ・アイヴォリー監督作品には何度も何度も観る程、 好きなものがいくつもありますが、これは初めて。 「ジェファソン・イン・パリ」(1995)以降の作品は観ていないので なんとも言えませんが、かなり今迄のアイヴォリー作品とイメージ違いました。
ケイト・ハドソンは、おきゃんなアメリカ娘そのもの。 そんな彼女が、外見だけはいきなりパリジェンヌ(?)になるんですが、 ファッションが楽しくて可愛い!(例外はケリーバッグ) かなり浮かれポンチで、ひたすら自分の内面と向き合いたがる姉とは対照的。 が、正直この姉妹のどちらも感情移入等できるキャラクラーではありません。
姉の夫が結構むかつくヤツで、その夫の家族にもちょっとイラつきましたが、 アメリカとフランンスの文化の違い等、結構ユーモラスに描いてありました。 又、観終わった後、理不尽さを感じさせない、後味すっきり系だと思います。 (ちょっと都合がいい様な気もしましたが)
グレン・クローズが「いい女」の役で、スパイス的な役目をはたしています。 この人、ほんとにいろんな役のできる器用な人ですね。 マシュー・モディン、久しぶりに観ました。執念深くてかなりアブナイ役が ハマってて納得してしまった。。。若い時はカッコよかったのにねぇ。
パリ好き、ファッション好きにはそれなりに楽しめる作品かもしれません。 物語は決して派手ではないですけど。
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| ジェイムズ聖地(エルサレム)へ行く |
監督 ラアナン・アレクサンドロヴィッチ (2003年/イスラエル) シネ・ヌーヴォX にて鑑賞。
【物語のはじまり】 アフリカの村で次期牧師に任命された、敬虔なキリスト教徒の青年 ジェイムズ(シアボンガ・シブ)は、“聖地”エルサレムへ巡礼の旅に出る。 しかし、イスラエルの空港で不法労働者と間違われ留置場に入れられる事に。。。
「約束の旅路」を観てから、イスラエルやエチオピア系ユダヤ人に 対してもう少し知りたいという気持ちが涌いてこの作品を観ましたが、 キリスト教徒の話だったんですね。勘違いしてましたよぉ。
主役のジェイムズ(シアボンガ・シブ)がいいんです、実にイキイキとしていて。 こんな誠実な青年、現実に私の周りでは観た事ないぞぉ! そんな純粋なジェイムズが、段々とイヤなヤツになっていく様に思えるんですが、 よく考えるとそうでもない気もするし、うーん。
この映画では、「フライヤ」かそうで無いかという事が 一つの価値観になってしまっている人達が住む資本主義社会を、 皮肉な目線で描いています。
小さい時から物質的に恵まれ、今の日本で暮らしてると、 自分とは直接関係のない所で起こっている間違った事を 当たり前に受け入れて生活しているんやろなぁ とか、 映画を見終わった後に、いろいろ考えさせられる作品でした。
搾取される不法労働者等、結構重いテーマを扱ってる割に、 明るいタッチで描いているので、救われます。 最初と最後に流れる音楽とバックのイラストが、 何か、この話を寓話の様に感じさせます。
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| プレステージ |
監督 クリストファー・ノーラン (2006年/アメリカ) ナビオTOHOプレックスにて鑑賞。
【物語のはじまり】 若く野心に満ちたロバート(ヒュー・ジャックマン)と アルフレッド(クリスチャン・ベイル)は、ライバル同士だが、 ある事件をきっかけに、激しく敵対するようになる。。。
マジックは、始めに2つのパートがあり、最後に「プレステージ(偉業)」で 成り立つという事をマイケル・ケインが実演と共に語ってくれます。 この導入部分はかなりいい感じ。わくわくします。 (マイケル・ケイン好きという事もあってか。) でも、鳥が〜っ! ああいう仕掛けになってたとは知らなかったけど、 けっこう残酷なもんなんですね。。。
物語が進むにつれ、凄まじいばかりのロバートの復讐心に ちょっと納得できないというか共感できず、話に入り込めなかった。 その割に130分は特に長いとは感じなかったので、結構面白かったとも 言えるんですけど。
又、「コーヒー&シガレッツ」や他の映画(何か忘れた!)で 名前が出てきてたニコラ・テスラ(デビッド・ボウイ)。 誰?と思ってたんですけど、実在の科学者だったんですね〜。 その謎も解けた感じで、よかったよかった。 でも、このSFチックな展開はどうなんだ? 私個人はあまり好きではないです。 D.ボウイがすっかりおじい様になってて軽いショック受けました。
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| 素粒子 |
↑原作
監督 オスカー・レーラー(2006年/ドイツ) シネ・ヌーヴォにて鑑賞。
【物語のはじまり】 かつて両親に養育放棄され、それぞれ祖母のもとで育てられた異父兄弟の ブルーノ(モーリッツ・ブライブトロイ)とミヒャエル(クリスティアン・ウルメン)。 性的衝動を抑えきれない国語教師の兄とは対照的に、 女性に関心を持たない天才的な数学者の弟。。。
ヨーロッパで反響を巻き起こした(らしい) ミシェル・ウエルベックのベストセラー小説の映画化。
矛盾した“何か”を感じる映画です。 深刻なテーマでありながら、重くない(と感じるのは私だけか?)。 滑稽に描いているのに、そう笑えない。 などなど、一口には言い表せないんですけど、 観ていて面白かったですね。
モーリッツ・ブライブトロイ演じる長男のブルーノは 一見、渋めのいけてるおじさんなんですが、 観ているうちに段々気持ち悪くなってくる。 話が進むにつれて、又、こちらの気持ちも変化していきます。 (それにしても、M.ブライブトロイ上手いですぅ。)
対照的な弟は、いかにも知的なんだけど人間的に何か欠けてる感じ。 原作は読んでいませんが、そこんとこどうなってんの?と 興味を感じる所がいろいろあって、原作を読もうと思いました。
「善き人のためのソナタ」の女優役、マルチナ・ゲテックが色っぽい。 しかしながら、生理的に嫌悪感を感じる人もいるかもしれない エロい映像が結構でてきますので、ご注意下さい。
幼馴染みアナベル(フランカ・ポテンテ)の存在が、この映画にホッとする 空間を与えています。愛おしくなる存在ですね。
この作品のハッキリクッキリしない曖昧な雰囲気が結構好きです。
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| ユアン少年と小さな英雄 |
監督 ジョン・ヘンダーソン(2005年/イギリス) テアトル梅田にて鑑賞。
【物語のはじまり】 1958年のスコットランド、エディンバラ。 貧困地区に暮らすユアン少年(オリバー・ゴールディング)は、 警察官ジョン・グレイ(トーマス・ロックヤー)が飼っているテリア犬・ボビーの ことが大好き。だが、主人グレイが不慮の死を遂げてしまい、ボビーは。。。 19世紀のスコットランドに実在した忠犬ボビーの話を基にした映画です。
好きなタイプの映像です。スコットランドの旧市街、雨の日は陰鬱だろうなぁと 想像させる、狭い石畳の路地。またオジンジ色にそまった丘陵地帯等の自然は、 日の光まで幻想的に感じさせます。
そしてストーリーも、ちょっとファンタジックな作りになっています。 スコットランドの強い風がちょっとしたキーワードに。 まぁ、ちょっと無理があるストーリー展開やなぁと感じる所もあって、 やっぱり子供向き? と思ってしまう一面もありましたが、 他に好きな所がいっぱいあるので、つい甘い点数をつけてしまう作品です。
俳優陣もいい感じ。墓守りのおじさんがいいっ。「いつか晴れた日に」でムカツク! 青年役だったグレッグ・ワイズ(エマ・トンプソンの現夫)が牧師役を演じてたり、 エディンバラ市長の役で大御所俳優クリストファー・リーが出てたり(この人 『チャーリーとチョコレート工場』にもチラっとだけ出演してましたね)して、 見ごたえ十分。 個人的には、ユアン役の少年がちょっと違うかなぁという感じがしました。 もうちょっと利発そうで小さい子がイメージに合うような気がして。。。
もちろん、ボビーは可愛いし!テリア系独特の勝ち気な感じが出てて、よかった。 犬って、訓練(人間)しだいで、素晴らしい才能を発揮しますよねぇ。 それだけに、飼い主や周りの人の鏡とも言えるべき存在だと思います。
ちなみに2007年10月5日に発売予定のDVDのタイトルは 「ぼくとボビーの大逆転」に変更されるらしい。
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